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2018年01月03日08:57

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勝新唯一の東映作品 『海軍横須賀刑務所』

勝新太郎が東映で主演した唯一の映画、『海軍横須賀刑務所』を日本映画専門チャンネルで見ました。

脚本が石井輝男で監督が山下耕作というのも凄いですが、勝新と菅原文太の唯一の共演作であるというのも凄い。

1973(昭和48)年の東映作品。
いまの地上波なら絶対に放送できない、下品の極みです(ほめ言葉)。


【物語】
昭和六年。
横須賀の海軍訓練所に新兵として入隊した志村兼次郎(勝新太郎)は、上官や教官の理不尽な暴力に耐えながらも、ヤクザ出身の谷口(松方弘樹)や気弱な西山(長谷川晴男)らと意気投合していた。しかし、苛酷な暴力に耐えかねて西山が自殺したことで怒りを爆発させた志村は、上官らを叩きのめし、海軍刑務所送りとなる。


…映画の前半は『フルメタル・ジャケット』も真っ青の凄惨な暴力シーンと、じっと耐える勝新、そしてついにブチ切れるまでを描き、後半は海軍刑務所での菅原文太との出会いを描く丁寧な2部構成。『強盗放火殺人囚』で狂犬ぶりを見せた松方弘樹が前半のみの登場となるのが惜しいです。

後半、キレにキレまくる勝新と対照的なのが文太兄さん。学のある元少佐という役柄で、常に冷静に勝新にアドバイスをするエリート将校で、これは意外でした。大映(といってもこのころの大映は虫の息だったはず)から客演した勝新を、あくまで盛り立てる役に徹しており、文太兄さんの新鮮な一面を見ました。

壮絶な本編よりも、撮影時に交わしたであろう2大スターの会話が気になります。
休憩中、どんな話をしていたのか。お互いに何と呼び合っていたのか。

★★★。新春早々すごい映画でした。
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