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2017年10月29日17:58

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『ブレードランナー2049』

自分のベスト10に入るほど好きな映画があって、その正式な続編が久しぶりに作られて公開されることほど、精神衛生上穏やかじゃないことこの上ありません。

1982年に製作・公開され、今やレジェンド級の名作と化した『ブレードランナー』は、まさに自分の永遠のベスト10に入る映画です。続編製作の噂は何度も出て来ましたが、正式に発表されてから今日まで、気が気じゃない毎日でした。それはもちろん、期待と不安が入り混じる感覚でした。

その『ブレードランナー』の35年ぶりの続編となる『ブレードランナー2049』を、今日やっとの思いで見てきた次第です。

IMAX版も公開されていますが、監督のドゥニ・ヴィルヌーヴが「2Dシネマスコープ・サイズで見て欲しい」と言っていたので、ソニー・デジタルシネマ4K上映による2Dシネスコ版で見て来ました。

上映時間2時間43分。妥協のまったくない映画でした。

『2049』の物語について触れることは、どんなに些細なことでも(見ていない人への)鑑賞の妨げになると思われますので、ここではストーリーについては書きません。見たままの感想を書くのみです。


『2049』を見て真っ先に思い出した映画が、『イノセンス』です。

押井守監督の『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』の続編であり、『攻殻機動隊』そのものが『ブレードランナー』の影響下にある映画の代表格ですから、不思議なことは無いのですが、『攻殻〜』に対しての『イノセンス』があったように、『ブレードランナー』に対する『2049』が生まれたというのは、縁のようなものを感じます。

要は、『攻殻機動隊』の世界観とキャラクターを引き継ぎつつ、まったく別の物語を展開してみせたのが『イノセンス』であるように、『2049』は、あの偉大なオリジナル版からの舞台と人物をそのまま登場させつつも、まるで異なる映画に仕立て上げたという点で、類似があるのです。

いや、厳密には類似とは言えません。
なぜなら、『2049』は、自分が予想だにしなかった、前作とはアプローチの異なる、異質な展開をしてみせるからです。そしてそこには、大きな感動がありました。


『2049』の主人公は、新世代の”ブレードランナー”である「K」=ライアン・ゴズリングであり、なぜゴズリングがこの役にキャスティングされたのかが、映画を見た後でよく分かります(見る前は、表情の乏しい役者だから、前作の主人公デッカード=ハリソン・フォードの良さとは対照的でかみ合わないのでは?と思っていましたが…杞憂でした)。この映画の肝は、間違いなくライアン・ゴズリングにあります。


言いたいこと・書きたいことは山ほどあります。しかし、今はこれだけ。時間が経たないと自分の中で整理できない部分が多いのです。

一つだけ言えることは、『ブレードランナー2049』は素晴らしい映画であり、映像・音楽・音響・効果・演出・演技のどれをとっても、映画館で見るに値する作品であるということです。


★★★★★。


※当然のことですが、前作を見ておくことは必須です。
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