チェ・ゲバラのもとでゲリラ活動を行っていた日系人、フレディ前村を描いた映画『エルネスト』を見て来ました。
監督は阪本順治。日本とキューバの合作映画です。
【物語】
1959年。キューバからの使節団員として来日したチェ・ゲバラ(ホワン・ミゲル・パレロ・アコスタ)は、広島を訪問する。原爆ドーム、原爆資料館を訪れたゲバラは、「なぜ日本人はアメリカに対して怒らないのか?」と問う。
3年後の1962年。日経ボリビア人のフレディ前村(オダギリジョー)は、医学生としてハバナ大学に入学。優秀な成績をおさめるが、フィデル・カストロやゲバラと出会い、次第に影響を受けていく。やがてフレディは、ゲバラのもとでゲリラ活動へ身を投じる。
…前半冒頭のゲバラ来日のシークエンスと、主人公・フレディの物語とは明確に繋がらず、不思議な印象を受けました。ゲバラ自身がヒロシマの惨状を見てその後の活動に直接的な影響を受けたような描写もないので、この来日エピソードは浮いて見えます。
映画の大半は、日経ボリビア人医学生という立場の主人公の青春物語のようで、ゲリラ活動の開始から突然の死までは非常に短く、中盤ドラマをじっくり描いて見せた阪本監督の狙いは何となく分かります。
日系南米人に溶け込んで見せたオダギリジョーは巧みでした。
★★★。
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