高層ビル建築を描いたアメリカ映画『超高層プロフェッショナル』が、NHKのBSプレミアムで放送されたので見ました。
大昔、VHSで出ていたのを知っていて、気になっていた映画でした。
この映画、なかなかの拾い物でした。
【物語】
高層ビルの鉄骨組み立て現場で転落事故が発生。
現場で自ら作業に当たっていた建設会社の社長、ルー・キャシディ(ジョージ・ケネディ)が転落死したのだった。ルーの娘、キャス(ジェニファー・オニール)が会社を継ぎ、建設作業が再開されるが、ルーの弟で運送業者のエディ(ハリス・ユーリン)が作業を執拗に妨害してくる。
期日までに高層階が完成していないと会社が倒産するため、キャスは、引退していたベテラン現場監督のマイク(リー・メジャース)を探し出す。マイクは、はみ出し者のかつての仲間たちを連れて現場に乗り込む。
…シンプルに物語を説明できる映画は面白いと昔から言われています。
「転覆して逆さまになった船から脱出する」とか、「雪で立ち往生した豪華列車で殺人事件が起きる」とか、「火星着陸がNASAの捏造だった」とか、色々ありますが、この映画はずばり「ビルを建てる」。それだけです。
類似したテーマの映画に、日本のマンモス大作『超高層のあけぼの』がありますが、粗筋は似たようなもの。しかし細部がまるで違うのが面白いです。
日本の『あけぼの』では、ボルト1本ナット1本落としたら大騒ぎになるのですが、アメリカ映画の『プロフェッショナル』では、ボルトにナットどころかスパナにレンチ、タバコの吸い殻、果ては鉄骨そのものまでどんどん落ちる始末。
かき集められる作業員がクセ者揃いなのもアメリカ映画らしい楽しさです。
もと爆弾作りのテロリストだった男、寡黙なネイティブ・アメリカン、ナンパなイタリア男、主人公の仇敵まで、揃いも揃ってタダ者じゃない。この男たちが最後の最後で力を合わせて鉄骨をくみ上げる姿には、胸が熱くなります。
70年代の頼れる男No.1=ジョージ・ケネディがさっさと退場してしまうのは残念でしたが、伊達男リー・メジャースが製作総指揮まで兼任して頑張る映画です。これは良作でした。★★★★。
『超高層のあけぼの』と『タワーリング・インフェルノ』と3本立てで鑑賞したい映画です。
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