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2017年03月01日22:19

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『xXx:再起動』『素晴らしきかな、人生』『クリミナル』

新作映画3本のまとめレビューです。


●『xXx トリプル・エックス :再起動』

前作からかなり時間の開いた、スパイ・アクション・シリーズ第3作です。
2作目では降板していたヴィン・ディーゼル=サンダー・ケイジが復活しています。

CIAから強奪された兵器”パンドラの箱”を奪還するため、再び召集されたサンダー・ケイジが、新たな仲間を集めて作戦に挑むという、よくある物語です。

CIA高官を演じるトニ・コレットの変わりぶりが凄いのと、第2作の主人公=アイス・キューブにちゃんと花を持たせてあるのは良かったです。それ以外は007シリーズでほとんど見たようなアクションばかり。サンダー・ケイジを取り巻く仲間たちが”ファミリー”を形成していくのは『ワイルド・スピード』の焼き直しで、プロットにも新鮮さはありません。

仲間の一人の女スナイパーのあだ名が下品すぎて笑ってしまいます。★★★。


●『素晴らしきかな、人生』

『プラダを着た悪魔』のデビッド・フランケル監督の最新作。
もとはヒュー・ジャックマンとルーニー・マーラ共演の企画だったようで、2転3転した結果、このスタッフ・キャストに落ち着いた様です。フランク・キャプラ監督のあの名作映画と邦題は同じですが、関係はありません(原題とも異なる安直な邦題にセンスを疑います)。

幼い娘を亡くし、自暴自棄になった主人公(ウィル・スミス)を救うため、会社の同僚たち(エドワード・ノートン、ケイト・ウィンスレット、マイケル・ペーニャ)がひと芝居打つというお話。

他にヘレン・ミレン、ナオミ・ハリスとキーラ・ナイトレイ(これまた顔が変わった…)も共演し、キャストは豪華です。

どうもウィル・スミスの映画は、これといい『幸せのちから』といい、シリアスなものになると力が入りすぎるようです。表情が悲壮感漂い過ぎて感情移入できないまま、やや強引なラストを迎えるので、乗り切れないまま2時間駆け抜ける感じでした。★★★。


●『クリミナル 2人の記憶を持つ男』

この3本の中では一番面白かった映画です(ただしものすごいB級映画です…ほめ言葉として)。

テロの極秘情報を握ったまま死亡したCIA局員(ライアン・レイノルズ)の記憶を、死刑囚(ケビン・コスナー)に移植。2人分の記憶を共有することになった凶悪犯が、苦悩しつつもテロの真相に迫るというサスペンス・アクションです。

キャラクターがみんな立っていて面白いです。
脳の障害から感情を持たず、凶悪犯罪に手を染めてきた男が、正義のCIAエージェントの記憶に影響され、人間的な感情に目覚めていくというのが面白い。演じるケビン・コスナーが巧みで、頭脳なプロの諜報員でも体が伴っていなかったり、突如目覚めた語学力や計算能力に戸惑う姿が緊張感を盛り上げます。

『裏切りのサーカス』とは対照的な、怒鳴り散らすだけのCIA支部長にゲイリー・オールドマン。
コスナーに脳手術を施す医師にトミー・リー・ジョーンズ。
ほぼ冒頭だけにしか出てこないCIA局員にライアン・レイノルズという顔ぶれです。

何ともアメリカ映画的なハッピーエンドを迎えますが、それはそれでよし。

エンド・クレジットで、メル・ギブソンに感謝の意が表明されていたのが謎でした。★★★。
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