1986年のソ連製SF映画、『不思議惑星キン・ザ・ザ』を国内盤ブルーレイディスクで買って見ました。大昔にVHSで見たっきりの再会。昨年、デジタル・リマスター版も劇場公開されています。
この映画には、あらゆる映画的文法・映画的常識は通用しません。映画的な起承転結も非常に曖昧です。この映画を理解しようなどと思ってはいけません。
また、この映画には、いくつかの重要語句や重要なSF的設定が登場しますが、それらのほとんどは劇中で説明されません。そのため、これを読んだ方の鑑賞の手引きになればと思い、それらの語句と意味を列挙しておきます。
1.映画の舞台
地球から遠く離れた惑星プリュク(キン・ザ・ザ星雲)。高度な文明と科学技術を持つが、生活スタイルは地球の中世に近い。
2.惑星プリュクの支配階級
この惑星を支配するのはチャトル人であり、隷属するパッツ人がいる。パッツ人はチャトル人の前では礼を尽くさなければならす、鼻に鈴(ツァーク)を付けなければならない。
また、惑星の支配者はPJ様である。人々はPJ様を敬愛している。
3.惑星プリュクの言語
公言可能な罵倒語は「キュー」。それ以外はすべて「クー」で表現できる。
4.惑星プリュクの通貨
陶器のようなものでできた「チャトル」が通貨だが、「カツェ」(地球のマッチ)が非常に希少で通貨の役割もする。「カツェ」を所有する者は黄色いステテコを、大量に所有する者は赤いステテコを身に着けることができる。
5.交通手段
ペペラッツと呼ばれる釣り鐘型の宇宙船。加速器を使えば、どの天体へも5秒で移動できる。
水から作られた燃料「ルツ」により稼働する。
6.空間移動装置
ボタンを押すだけで、どの天体の空間へも瞬時に移動できるが、3回までしか使うことはできない。
…他にもありますが、最低限これだけ押さえておけば、まあ何とか大丈夫です。
この映画をどのように見るかは様々ですし、私個人としては絶対に人には勧めない映画でありますが、同時にこの映画の絶対的なファンでもあります。
あくまで個人の自由で見て頂ければ。苦情や疑問やのたぐいは一切受け付けません。
ただしこの映画を好きだという方とは、良い友達になれると思います。
★★★★★。
追記:ブルーレイの画質の美しさには涙が出ます。4Kマスターかと思うほど画質が良いです。また、日本国内盤には地球用字幕がついているので安心です(日本語字幕ではなく地球用字幕です)。
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