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2017年02月12日08:47

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お勧め〜映画「海賊とよばれた男」

 百田尚樹原作の映画「海賊とよばれた男」は、日本人の魂を奮い起こしてくれるいい映画である。まだ観る機会のない方に、あらためて鑑賞をお勧めする。
http://kaizoku-movie.jp/
https://www.youtube.com/watch?v=03va5qDFyzY

 大東亜戦争は石油をめぐる戦いであり、わが国は石油で敗れたといっても過言ではない。敗戦後、日本にとって石油がいかに大切かを誰よりもよく知っていた出光佐三は、敢然と石油メジャーに挑み、唯一の民族系石油資本を守り抜いた。出光は「日本に帰れ」と訴え、日本人に日本精神を取り戻すことを呼びかけ、自らの社員とともに実践した。この映画は、出光とその仲間たちの生きざまを感動的に描いている。
 岡田准一は、主人公・国岡鉄造になりきり、重厚で気迫のこもった演技をしている。職人芸によるミニチュアと最新技術のVFXの組み合わせによる大正・昭和期の街並みや焦土と化した都市のたたずまいが見事である。山崎貴監督が自ら作詞した国岡商店の社歌が随所で歌われ、心に響いた。

 文芸批評家で都留文科大学教授の新保祐司氏が、産経新聞1月27日付に、貴重な文章を書いている。新保氏は、大学卒業後、40歳過ぎまでこの映画のモデル・出光佐三が起こした出光興産で働いたそうで、この会社の精神を社員として学んだ人物である。

 新保氏は、次のように書いている。
 出光佐三は、「日本人はどうあるべきか、人間が働くとはどういうことかについて独自の思想を鍛え上げ、その実践として経営があった。よく言い聞かされた言葉には「真に働く姿を顕現して、国家社会に示唆を与える」というものがあった。その思想の根底には、深い愛国心があり、ガソリンスタンドのポールには国旗が掲げられていた。新入社員時代、支店勤務の私は、朝礼での国旗掲揚とそれに対する最敬礼の号令をかける担当をしていたものであった」
 「佐三が、昭和15年の紀元2600年の年にまとめた『紀元二千六百年を迎えて店員諸君と共に』に出光の主義方針が掲げられている。このタイトルそのものが、佐三の思想を表している。「紀元二千六百年を迎えて」であり、「店員諸君と共に」なのである。この文章に「人間尊重」「大家族主義」「独立自治」「黄金の奴隷たるなかれ」「生産者より消費者へ」が挙げられている。この佐三の考えは、日本人であることの深い自覚から生まれたものであり、単に経営を成功させるための功利的なものではなかった。戦後の高度成長の波に乗っただけの経営とは、正反対の考え方であった」
 「アメリカ的経営に侵食されてきた弊害に気付いて近来、日本的経営の重要さが見直されているが、それには、出光の在り方が「示唆を与える」のではないか。日本的経営を経営学のレベルでとらえるのでは足らず、本当の日本的経営の根本には、日本人の自覚と愛国心がなくてはならないからである」
http://www.sankei.com/entertainments/news/170127/ent1701270013-n1.html
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