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2016年03月28日01:11

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懲りずに珍品ホラー映画を 『魔像ゴーレム 呪いの影』

1950〜60年代のB級C級Z級SF・ホラー映画を相次いで出してくれる奇跡のレーベル、ラン・コーポレーションから新たな作品がリリースされました。

1967年製作のイギリス映画『魔像ゴーレム 呪いの影』です。

SF・ホラー好きとしてお恥ずかしい話ですが、DVD化の告知を見るまで、そもそもこの映画の存在すら知りませんでした。

ユダヤ教の伝説にあるゴーレムを題材にした映画といえば、サイレント時代のドイツ映画や、ジュリアン・デュビビエ監督のチェコ映画、日本に翻案した『大魔神』が有名。それでもこの映画は初耳でした。

1960年代のホラーは、英国の名門ハマー・フィルムとアメリカのロジャー・コーマン率いるAIPの独壇場であり、1967年にもなると、それらの作品群も下火になりつつあった時代。メジャーではない、よくこんな映画が生き残ってくれたと感謝あるのみです。


【物語】
現代の英国。
ロンドンの博物館の倉庫が火災で全焼し、焼け跡の中から、400年前の石像が発見される。
博物館の館長と助手のピム(ロディ・マクドゥオール)が駆けつけるが、石像に刻まれた碑文を読もうとした館長は不審な死を遂げる。
ピムは、ゴーレムを意のままに操ることが出来ると気づき、悪事を重ねるが、やがて制御できなくなり自身に災いが降りかかると知ると、館長の娘をさらって修道院に立てこもる。
マシンガンや戦車砲弾でもゴーレムには歯が立たないと知った警察や軍は、ついに核兵器でゴーレムを破壊しようとするが…。


…主演はロディ・マクドゥオール。『猿の惑星』が有名ですが、『フライトナイト』などのホラー映画の佳作もあります。イギリスでこんな映画に出ていたとは驚きです。

死んでミイラ化した母親の死体を部屋に置き、毎日話しかけている男という『サイコ』のような設定で、ゴーレムを悪用して犯罪に手を染めていく割には、たまに反省して涙も流すという喜怒哀楽の激しい(おかしな)キャラクターを熱演しています。

別に命令されなければただ立っているだけのゴーレムに、核兵器まで使ってしまうというトンデモ展開に絶句。しかも悪の主人公であるはずのピムがその後どうなったかは触れられないという(笑)。


ビスタ・サイズがスクイーズで収録されており、驚くほど画質のいいディスクでした。
ラン・コーポレーションは、まさに自分のためにあってくれているようなレーベルです。
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