前篇が賛否両論を巻き起こした『進撃の巨人』の実写版後篇、『進撃の巨人エンド オブ ザ ワールド』を見て来ました。
前篇では、自分は高い評価をいたしました。
「日本の特撮映画史に風穴を開けかけている」と書いたのですが、残念ながらその風穴は、開くことは開いたものの、ちょっと大きさが小さすぎたようです。
【物語】
人間を喰う巨人におびえ、残された人類が高い壁の内側で細々と暮らす世界。
前作のラストで巨人に変身したエレン(三浦春馬)は、元の人間には戻ったものの、クバル団長(國村準)らに捕えられ、処刑されかけていた。そこに新たな巨人が出現し、エレンを連れ去る。
ミカサ(水原希子)やアルミン(本郷奏多)たちは、壁の穴をふさぐべく、門田の不発弾を回収するが、シキシマ隊長(長谷川博巳)が立ちはだかる。
…前作で盛り上げるだけ盛り上げられ、続劇となったあのクライマックスは、ミニマムに収束してしまいました。ただし前作で提示された伏線と謎はキレイに回収され、多少のごまかされた感は感じても、納得のいくものでした。
問題は、物語の収束のさせ方にあります。
憎むべき強大な存在だった巨人から、内部の人間どうしの醜い争いへと焦点が移動したため、大スケールで展開していた前作の良さであるダイナミズムが失われているのです。
前作同様、今回も上映時間は約90分。前後編合わせて180分あまりですから、分けずに合わせて公開すべきだったと思います。そうすれば前篇が終わった時の余計な期待感は無かったことでしょう。
それでも、本格特撮の面白さをスクリーンに蘇らせてくれた点では、大いに評価できる作品です。特撮映画史に名を残す作品ではあるでしょう。惜しいところで風穴が小さかったのが残念です。
…今回も、ハンジかわいいよハンジ。
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