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2015年09月03日11:39

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『素晴らしきヒコーキ野郎』とケン・アナキン

DVDでは持っていたもののブルーレイ化されなかった『素晴らしきヒコーキ野郎』が、”50周年記念版”ということでやっとブルーレイになりました。先日届きました。

1965年のイギリス映画で、監督はケン・アナキン。

ケン・アナキンは『史上最大の作戦』のイギリス側の監督として知られていますが、シネラマ超大作『バルジ大作戦』と、20世紀初頭の自動車レースを描いたコメディ大作『モンテカルロ・ラリー』という傑作も撮っています。

大型スクリーンの大作映画をソツなく撮れる監督で、ただ仕上がった作品にはどこか温かみや人間臭さがあり、鋭さを突き詰めるデビッド・リーン監督とは対称的な面白さがあります。

ジョージ・ルーカスの師匠の一人でもあり、『スター・ウォーズ』の登場人物アナキン・スカイウォーカーは、ケン・アナキン監督の名前から付けられたものです。


『素晴らしきヒコーキ野郎』は、これまた20世紀初頭の、ロンドン〜パリ間の飛行機レースを描いたコメディ大作。超大型画面のトッドAO方式で撮影され、日本公開時は70ミリ館で上映されていたと思います。

各国から集まってくる飛行機乗りの顔ぶれが面白く、アメリカ代表のスチュワート・ホイットマン、イギリス代表のエドワード・フォックス、ドイツ代表のゲルト・フレーベ、フランス代表のジャン・ピエール・カッセル、日本代表の石原裕次郎という豪華さ。それぞれステレオタイプに強調されている姿がまた面白いです。

ロナルド・サールのタイトル・デザイン、ロン・グッドウィンの音楽も良いです。


今回のブルーレイディスクは、DTS-HDマスターオーディオ(5.0ch)音声に加え、TV放送時の吹替え音声を収録(ただし未収録部分は字幕)。DTS-HDの音声は非常に密度が高く、ダイナミックです。映像も美麗です。

ケン・アナキン監督が撮影当時を振り返るインタビューが収録されており、当時を楽しそうに述懐する監督が微笑ましいです。


まだ国内盤ブルーレイディスクが出ていない『バルジ大作戦』と、DVDすら出ていない『モンテカルロ・ラリー』のソフト化も熱望中です。
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