シリーズ通算第5作となる『ターミネーター 新起動<ジェニシス>』を見て来ました。
前日、全米でも鳴り物入りで公開されましたが、強敵『ジュラシック・ワールド』と『インサイド・ヘッド』の前にあえなく撃沈(興行的に)。評価の低さも気になっていましたが、自分の目で見ないことには始まりません。
尚、これまでのシリーズ4作品は無かったことにされたリブート作です。
※注意!ネタバレには触れていませんが、これから見る方は以下の粗筋は読まれない方が良いかもしれませn。
【物語】
人工知能”スカイネット”が人類を敵と判断し、世界の主要都市を核攻撃した結果、世界人口は半減。生き残った人類も、スカイネットが作り出したターミネーターからの攻撃を受け、滅亡の危機に瀕していた。
2029年のロサンゼルス。人類の反乱軍を率いるジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)は、敵の中枢を破壊するが、タイムマシンを開発したスカイネットは、1体のターミネーターを過去に送り込んでいた。過去でのジョンの母サラ・コナー(エミリア・クラーク)の抹殺を察知したジョンは、部下である戦士のカイル・リース(ジェイ・コートニー)を、サラを守るために過去に送る。
スカイネットが送り込んだターミネーターは、1984年のロサンゼルスにやって来るが、別のターミネーター”T-800”(アーノルド・シュワルツェネッガー)が待ち伏せしており、これを破壊。カイル・リースも、液体金属のターミネーター”T-1000”(イ・ビョンホン)に襲われる。カイルは、過去がすでに改変されていることに気づくが…。
…映画の前半、途中までは、あの第1作とほぼ同じストーリーラインが展開。しかし、カイル・リイースが1984年のLAに到着してからは、時間が改変された予測不能な展開を見せます。
しかし、その後の展開がいけません。
大半のシーンからは激しい既視感を感じ、「どこかで見たことのある」映像で強引に物語が進むのです。アーノルド・シュワルツェネッガーの有名すぎる決め台詞”I'll be back!”も登場しますが、もはや使い古された感は否めなく、ほとんどジョークのような使われ方をするのが切ないです。
懐かしい液体金属型”T-1000”にも新しさはなく、なぜイ・ビョンホンがこれに扮しているのか、最後まで理由が見出せませんでした。
対してジョン・コナーが大きなキーパーソンとして登場するのは新しく、演じるジェイソン・クラークが善人も悪人も演じられる俳優だけに考えていることが分からず、適役でした。
エンド・クレジットであのブラッド・フィーデル作曲の”ターミネーターのテーマ”が勇壮に流れるのは救いでしたが、映画全体を撃沈から救うまでには至らなかったようです。
★★★。
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