mixiユーザー(id:6337596)

2015年03月07日17:46

82 view

ティム・バートンが描く衝撃アート事件 『ビッグ・アイズ』

ティム・バートン監督の久しぶりの最新作『ビッグ・アイズ』を見てきました。

ディズニーやワーナーで撮った今までの大作とは異なり、インディペンデント系のワインスタイン・カンパニーで製作。ファンタジーでもありません。

1960年代のアート界に衝撃を与えた、ある事件を映画化しています。


【物語】
'50年代のアメリカ。
娘を連れて夫と別れ、カリフォルニアにやってきたマーガレット(エイミー・アダムズ)。絵を描くことを生きがいとしている彼女は、絵で生計を立てようとするもうまくいかず、何とか家具会社に就職する。
間もなく風景画家のウォルター(クリウトフ・ヴァルツ)と知り合い、結婚したマーガレットは、大きな瞳の少女の絵を描く。女の描く絵は売れないと考えたウォルターが、自分の作品としてマーガレットの絵を売りに出したところ、絵は飛ぶように売れ始める。
やがて、マーガレットの描く”ビッグ・アイズ”シリーズはポップ・カルチャー界を席巻し、夫妻は巨額の富を得るが、秘密を守ることに疲れ果てたマーガレットは、驚愕の行動に出る。


…自らの描いた絵を夫の名前で売り、巨万の富を得た女性の物語。
夫妻が名声を得るとともに嘘をつくことへのプレッシャーが増し、疲弊していく女性の姿を、エイミー・アダムズが手堅く演じています。

虚栄心と出世欲の塊のような夫を演じるのがクリストフ・ヴァルツ。その憎々しさ・俗物さ、さすがにうまいです。
(テリー・ギリアム監督のSFと、現在撮影中の『007/スペクター』が次回作。大いに期待してます)


ティム・バートンといえば、SF・ホラー・ファンタジーの名手。本作は今までのジャンルではなく、実話を基にしたドラマですが、描いているものは一貫して”異形のものへの愛”です。本作でもその姿勢は変わりません。

普通ではない方法で富を名声を得た主人公が、転落しつつも、最後には信念を曲げずに戦っていく。王道のようなアメリカ映画ではあっても、きちんとティム・バートン流の手法で描かれています。

★★★。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年03月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031