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2026年09月25日18:46

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八つ墓村のある岡山が舞台 『ナギダイアリー』

高く評価されているものの、自分の好みとは合わないためかあまり作品を見ていない深田晃司監督の新作『ナギダイアリー』を見てきました。

日本(岡山)が舞台ですが、フランス・シンガポール・フィリピンとの国際共同製作の作品です。

【物語】
建築家の友梨(石橋静河)は、義理の姉・寄子(松たか子)が住むナギの街にやってきた。休暇のためと、彫刻家である寄子のモデルをするためであった。田舎街の居心地の良さから滞在期間を延ばした友梨は、地元の中学生の少年たちとの交流や、役場に勤める好浩(松山ケンイチ)との出会いを通して、自分自身を見つめ直していく。

…なんとなく小津安二郎っぽいと思っていたら、見終わったあとに調べると、小津監督の『東京物語』にインスパイアされた戯曲に着想を得たとのこと。わりと大きな出来事も起こるのですが、抑揚なく、淡々と進む物語です。

舞台となる岡山の奈義町(ナギの街)は、自衛隊の演習場があり、実弾射撃訓練が行われている設定。テレビでは外国の戦争が報道され、どことなく不穏な空気と隣り合わせな日常が描かれます。

主人公と交流する中学生の男の子たちの意外な決断や、役場職員の突然の告白など、主人公の平穏をかき乱すできごとが続く後半の不安定さを加速させ、ただの「田舎はいいとこ」物語で終わらせなかったのが監督の持ち味なのか。自分にとっては、やはりあまり得意な監督とは言えないようです(これは単純に好みの問題)。

岡山で田舎というと八つ墓村ですが、いつ多治見要蔵が出てきてもおかしくないような地形に緊張しました。★★★。
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