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2026年06月19日19:28

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米澤穂信×黒沢清 『黒牢城』

米澤穂信の時代劇ミステリー小説を、なんと黒沢清監督で映画化した松竹大作『黒牢城』を見てきました。黒沢清監督、時代劇を撮るのは初めてのはず。

会話劇と群像劇を合わせた探偵映画でもあります。

【物語】
戦国時代。織田信長に対して反旗を翻した有岡城の城主・荒木村重(本木雅弘)。
それを説得するために織田が送り込んだ官兵衛(菅田将暉)は、村重によって城の地下牢に幽閉されてしまう。
まもなく、城内で不可解な殺人事件が発生。村重は、官兵衛に犯人捜しを依頼する。

…地下牢の鎖につながれてはいますが、いわゆる安楽椅子探偵のお話。
探偵役の官兵衛=菅田将暉が、城主=本木雅弘が調べた記録と会話だけをもとに、4つの事件の真相を推理するという物語です。

黒沢監督の前作『クラウド』では転売ヤー役だった菅田将暉が戦国の軍使役。
人質を殺さない信念と、包囲を強める織田軍との間でかじ取りに悩む城主が本木雅弘。

他にも、オダギリジョー、青木崇高、柄本佑、河内大和、渋川清彦、荒川良々など、面白い役者が揃っており、それぞれの個性をうまく生かした黒沢監督の演出が光ります。

真犯人の意外性や、二重に潜む事件の裏には、組織の闇のような構造が見え隠れし、現代に通ずるものもありました。

ただこれもまた、2時間27分は長い…!途中でダレるのが難点です。
役者が面白いので飽きはしませんでしたが…。★★★。

※米澤穂信は「小市民シリーズ」が好き。
新刊「倫敦スコーンの謎」は買ったけれどまだ読んでません。
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