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2026年04月26日20:45

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意外なスター登場 『怪猫 謎の三味線』

イオンモールのワゴンセールでほぼワンコイン(498円)で購入したDVDにて、『怪猫 謎の三味線』を見ました。

毒蝮三太夫が戦前の映画を解説するDVDレーベルから出ていた1本で、文芸映画が多くソフト化されているのですが、怪談映画は珍しいです。

1938(昭和13)年、今はなき新興シネマの作品。白黒・トーキー映画です。
マツダ映画社のフイルムライブラリーからソフト化されたもので、タイトルがばっさり欠落しています。

【物語】
三味線の師匠に惚れた女役者が、師匠の弟子である三味線弾きに嫉妬し、師匠の飼い猫を殺した上で、弟子をも殺してしまう。その猫でつくった三味線は次々と人の手を渡るが、それを手にした者の周りで次々と恐ろしい出来事がおこる。

…庶民に愛される娯楽映画を量産していた新興キネマは、戦後に複数の映画会社と合併して大映となります。合併前の作品を見たのは初めて。いわゆる化け猫映画ですが、プロットが練られていて面白いです。

監督の牛原虚彦はハリウッドでチャップリンの助監督をしていた経験もある才人。
この映画では、化け猫が人を呪い殺すシーンで特撮を駆使し、恐怖を演出しています。

ラスト、悪役である女役者が舞台上で呪いに憑りつかれ、踊りながら狂っていくシーンの怖さはなかなかです。

この映画、当時15歳だったという森光子と、なんと若き日の伴淳三郎が小さな役で出ています。そういう意味でも映画史に少しだけ名を遺した作品と言えそうです。

怪奇映画好きとしては楽しい1作でした。★★★。
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