ユニヴァーサル・ホラーの傑作で、これまでにもリメイクされている『フランケンシュタインの花嫁』(1934)をリブートさせた新作『ザ・ブライド!』を見てきました。
オリジナルはユニヴァーサル映画でしたが、今回のはワーナー・ブラザーズの作品。
女優のマギー・ギレンホールが監督しています。
【物語】
1936年。
人目を避け、120年近く逃亡を続けていた”フランケンシュタインの怪物”(クリスチャン・ベール)は、伴侶の創造を求めて、アメリカのユーフォロニウス博士(アネット・ベニング)を訪ねる。怪物に興味を持った博士は、墓地から女の死体を盗み出し、生き返らせることに成功する。女(ジェシー・バックリー)は記憶を失っており、破天荒な言動を繰り返すも、怪物と意気投合する。
…『フランケンシュタイン』の原作者、メアリー・シェリーの魂が女に乗り移るというプロットが奇抜。でもメアリー・シェリーと”女”の2役をジェシー・バックリーがやっていて、これは『花嫁』でエルザ・ランチェスターが2役だったのと同じです。
”女”のメイクも『花嫁』に似せられていて、そもそもクリスチャン・ベールの怪物メイクがボリス・カーロフに似ているので、そのあたりは原典へのオマージュと見るべきでしょう。
しかしストーリーはかなり狂ってます。ほとんど「ボニーとクライド」のよう。
ロックを取り入れたり、話し言葉は現代風だし、突然ミュージカル仕立てになるなど、マギー・ギレンホールの演出はぶっと飛んでいます。それで面白ければ良いのですが、そうではないので、2時間強の上映時間はなかなかの苦痛でした。
ジェシー・バックリーは、まもなく本邦公開の『ハムネット』でアカデミー主演女優賞を獲得したばかり。全然違うエキセントリックな演技に戸惑います。
ピーター・サースガードとペネロペ・クルスは損な役回りでした。
傑作のリメイクは難しいものです。せめてホラー要素は残して欲しかった。ホラー映画のリメイクなのに…。★★。
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