2019年10月、”ダイヤモンド・プリンセス”による南洋クルーズに出かけました。
それからわずか3ヶ月後、新型コロナウイルスによる集団感染が同船内で発生し、乗客を乗せたまま横浜港で隔離されるという未曽有の事態が起きました。
映画は、2020年の2月に起きた、あの出来事を描いています。
【物語】
2020年2月、豪華客船ダイヤモンド・プリンセスの船内で新型コロナウイルスの陽性患者が発生。厚労省は災害派遣医療チーム"DMAT"に出動を要請し、責任者の結城(小栗旬)は、経験のない事態に戸惑いながらもチームを船内に送る。
船内では、DMATの現場責任者である仙道(窪塚洋介)が指揮を執るが、刻一刻と悪化する状況に苦しめられる。
…まだ記憶に新しい出来事を、よく生々しく映画化したものです。『Fukushima 50』など、最近の日本でも、比較的新しい史実を映画化した作品が出てくるようになりました。
乗ってた船が舞台になるというのも衝撃的でした。デッキや船室、ビュッフェなど、知っている場所が次々と出て来ます。乗務員の皆さんにも良くしてもらったので、ニュースを知った時はショックでした。
映画では、実在の人物をモデルにしているそうで、主に4人のメインキャラクターを演じた小栗旬、窪塚洋介、松坂桃李、池松壮亮は抑制された演技でそれぞれのベストかと思います。
出番は少ないですが、愛知県で受け入れ先の病院の医師を演じた滝藤賢一も素晴らしい。
まだオープン前の新病院で新型コロナの患者を受け入れることになり、池松壮亮のDMAT隊員に悪態を付くも、そのあとで見せる表情とセリフが最高なのです。この映画の価値が凝縮されたようなシーンでした。
映画は飾ることなく、良い俳優の抑えた演技と演出で、あの出来事を再現して見せます。
事実はもっと厳しい闘いだったと思うのですが、忘れてはいけない出来事として、映画に刻まれたと思います。
★★★★。(写真は2019年に撮ったもの)
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