音に反応するエイリアンの襲撃により、危機に陥った人類を描くSFホラーの第3弾、『クワイエット・プレイス:DAY 1』を見て来ました。前2作の前日談となります。
これまでの監督&主演だったジョン・クラシンスキーはプロデュースへ。
監督は新鋭のマイケル・サルノスキという人。まるでスリラーの達人のような妙技を見せる監督で、これは次回作へのプレッシャーも高まります。
シリーズ最高傑作にして、今年の上半期に見たアメリカ映画の1位更新です。
【物語】
不治の病でホスピスに入院中のサミラ(ルピタ・ニョンゴ)は、余命わずかな中、患者たちとともにマンハッタンへ人形劇を見に行った。その帰り、突如として宇宙から飛来した「何か」が人びとを片っぱしから攻撃し出したため、大都市はパニックに陥る。「何か」は音に反応して攻撃を行っていた。
かろうじてその場では生き延びたサミラだったが、薬が切れ、激痛が襲う。
…ヒロインが、死期の近い女性(とセラピー猫)というのが新機軸。弱くて小さな存在である彼女が、人間の叡智によって巧みに生き延びていく原動力が、「最後に有名店のピザが食べたい」というのがもう最高。食べ物をあなどってはいけない訳ですよ。食べ物の力で火事場の馬鹿力を発揮していく姿と、並行して痛みと戦う姿が鮮烈です。演じるルピタ・ニョンゴは実に巧み。達観したような顔をした猫も、いい味を出しています。
途中で仲間に加わる英国人の青年もいい。粋な方法でヒロインをサポートする姿に胸が熱くなります。
前2作につながるような含みを持たせた終わらせ方などせず、歯切れのよい、爽快で絶望感たっぷりのラストも最高でした。
★★★★★。
パラマウント映画では、こちらもシリーズ3作にあたる『スタートレック:BEYOND』が一番好き。『今そこにある危機』も。パラマウントの3作目は傑作になる法則か。
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