大ヒットしたディストピアSF4部作『ハンガーゲーム』の前日談、『ハンガーゲーム0』を見て来ました。
4部作の冷酷な大統領(ドナルド・サザーランド)の若き日を描きます。
【物語】(第1作の約60年前)
大戦後の北米大陸。独立国家パネムでは、各地区から若者を集めて戦わせ、それをテレビで中継する”ハンガーゲーム”が行われていた。
軍の将軍だった父を亡くし、名門であるにも関わらず苦しい生活を強いられている青年スノー(トム・ブライス)は、アカデミーの優秀な生徒であり、ハンガーゲームのプレーヤーの教育係に任命される。担当のプレーヤーが優勝すると賞金と名誉が与えられるため、野心を燃やすスノーであったが、彼の担当は戦闘能力など皆無な少女・ルーシー(レイチェル・ゼグラー)であった。
…あのドナルド・サザーランドの若き日を演じるトム・ブライスがなかなかいい面構えで、優しさと野心を併せ持ち、後の冷徹な独裁者の誕生を思わせるのに説得力充分です。
これまたのちのカットニス=ジェニファー・ローレンスを思わせる、レイチェル・ゼグラーとの対比が面白いです。
近未来的だった第1作の60年前の物語ということで、1950〜60年前のヨーロッパのようなテクノロジーや文化が描かれて興味深かかったです。ハンガーゲーム自体も、ローマ帝国時代のコロシアムでのグラディエーターの戦いのようで、まだまだ試行錯誤中なところが時代を感じさせます。
ただし160分近い長尺のうち、ハンガーゲームに当たる部分はおおよそ前半で、後半は”その後”を描く構成なのが重たく、緊張感が持続しないのが欠点。ムリして前後編に分けなかったのは正解ですが…。
★★★。
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