続いては”暗”編、何とも残念な出来だった新作映画です。
��『峠 最後のサムライ』(日本/松竹)
1868年、戊辰戦争が勃発。長岡藩の家老・河井継之助(役所広司)は、旧幕府軍にも新政府軍にも組せず、独自に武装し、中立を保とうと奔走する。しかし、戦局は思いがけぬ速さで変化していく。
…小泉堯史監督の演出が淡泊なためか、役所広司の熱演を持ってしても終始盛り上がりを見せずに収束するのが見ていて辛い。それが史実だと言ってしまえばそれまでですが、この題材、映画には向いていないのではないかと思います。初期作の『阿弥陀堂だより』のような、日常生活を淡々と描くような原作の方が、この監督には向いているようです。
仲代達也の健在な姿を見られたのは救いでした。★★。
�ぁ�TANG タング』(日本/ワーナーブラザーズ)
近未来。妻に家を追い出されたダメ男の健(二宮和也)。
自宅の裏庭に迷い込んでいたポンコツロボットを業者に引き取らせようと、メーカーに持ち込むが、”タング”と名付けられたそのロボットには重大な秘密があった。
…びっくりした。下手クソで(笑)。演出も、何もかも。
監督が『夏への扉』の三木孝浩である時点で期待してはいけない訳ですが、ここまでとは。
可愛らしいロボットが主人公ならば子供向けだけれど、主役が二宮和也なので、誰に見せたくて作った映画なのかが不明瞭です。お笑いコンビ・かまいたちの2人が企業の回収屋だったり、悪の天才博士が武田鉄矢だったりと、ふざけているとしか思えないキャスティングも酷いです。
100歩ゆずって、主人公の回想シーンと愛と感動と涙のシーンを丸々カットして、上映時間85分くらいに編集すれば、まだ見られた映画になるかもしれません。でもこの監督には編集させない方が良いでしょう。★★。
…前日に見た『ブラック・フォン』と『モガディシュ』が面白かっただけに、不出来さが余計に目立つ日本映画にがっかりした1日でした。無念。
ログインしてコメントを確認・投稿する