30年前の漫画なのに近年突然注目され、映画化された『翔んで埼玉』を見て来ました。
(これが「パタリロ!」の原作者の作品であることも知りませんでした)
【物語】
埼玉県民が徹底的に見下されている(という設定の)日本。
東京の名門私立高校に、帰国子女の麻実麗(GACKT)が転入してくる。東京都知事(中尾彬)の息子であり、生徒会長の壇ノ浦百美(二階堂ふみ)は、埼玉県人の生徒を何かとかばう麗を目の敵にするが、麗にキスをされてしまい恋に落ちてしまう。
しかし麗の正体は、埼玉県を圧政から解放する地下組織のメンバーであった。
…監督の武内英樹は、これまた漫画が原作の『テルマエ・ロマエ』を大ヒットさせた経歴の持ち主。本場チネチッタでロケし、前代未聞のスケールだったあの映画は、奇想天外な設定に本気で取り組んだところが面白かったのですが…。
本作は日本が舞台であるにも関わらず、本気度があまり感じられません。
記録映像はニュース映像の使いまわし、ショボいセット(確信犯的にやっているのならともかく本当にショボい)、安っぽいデザインが台無しにしています。
俳優陣はみんな面白く、ほとんど地でやっているとしか思えないGACKTや、男の子設定が思わぬ効果をもたらした二階堂ふみなど、適役でした。
(しかし一番面白いのは写真だけで登場するジャガーさん!)
まさか、この映画が市原悦子の遺作とならないかどうか、それだけが心配です。★★★。
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