リメイク版の公開の前に予習をと思い、久しぶりに『サスペリア』のオリジナル版をDVDで見ました。
公開25周年を記念してリリースされたプレミアム・エディションBOXで(『サスペリアPART2』も収録)、今となっては珍しくなったDTS-ES 6.1chサラウンド音声を収録。日本公開当時、”サーカム・サウンド”と命名されていた(実際はただの4chステレオ音響)、派手な極音音響を楽しめました。
我が家のホームシアター中を、ゴブリンの悪魔的サウンドがぶるんぶるん転げ回ります。
1977年、イタリア映画です。
【物語】
アメリカ人バレリーナのスージー(ジェシカ・ハーパー)は、名門バレエ学校に入学するためにドイツにやって来る。嵐の夜、学校に到着したスージーは、錯乱した女生徒が校舎から飛び出すのを目撃するが、女生徒は翌日になり惨殺される。
やがてレッスンが始まるも、原因不明の体調不良に悩まされるスージーは、副校長(アリダ・ヴァリ)のすすめで寮で休むことにするが、学校に出入りしていた盲目のピアニストが盲導犬にかみ殺されたり、友人のサラが行方不明になったりと、不安な日々を過ごす。
ついにスージーは、学校に隠された驚愕の秘密を知るが…。
…ダリオ・アルジェント監督の他のサスペンス映画と比べても、実は残酷描写は控え目な作品。
それでもこの映画がホラー映画の金字塔たる理由は、その異様な空気感にあります。
終始鳴り響くゴブリンの音楽、50年代のテクニカラー・フイルムに焼き付いた極彩色の悪夢。白昼夢を見ているような、強烈な映像と音楽の地獄が、「忌まわしきもの」そのものをほとんど映さずに、この映画自体を悪魔の産物として昇華させているようです。
『青いアイリスの花を回すのよ!!』
★★★★。さて、リメイク版はどうか。
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