東宝が『日本沈没』に次いで撮った地震パニック映画『地震列島』のDVDを入手しました。
以前に見ている映画で、DVDも容易に入手できますが、かなり安価なディスクを偶然発見したので購入です。
10年ぶりぐらいにホームシアターで鑑賞。
1980(昭和55)年の東宝映画です。
【物語】
地震学者の川津陽一(勝野洋)は、東京近郊の観測データから、巨大な直下型地震の発生を予見する。予知学会で報告するも、会長(大滝秀治)に叱責されてしまう。
しかし、陽一の予見が的中。東京は巨大地震に見舞われる。
…パニック映画とは無縁そうな新藤兼人が脚本を担当。企画自体は『日本沈没』の続編的位置づけが発端と思います。超大作に長けていた橋本忍の脚本とは異なり、非常にミニマムな人間関係が軸となるので、一大特撮パニックを期待して見ると肩透かしを食らいます。
2時間超の上映時間の中で、巨大地震が起きるのは半分を過ぎてから。
その間、『大地震』のチャールトン・ヘストンとエヴァ・ガードアーの焼き直しのような熟年離婚劇が繰り広げられ、やや苦痛でした。
しかし特撮(ミニチュアワークス)はやはり絶品。
『日本沈没』からのフッテージが散見されても許容範囲。主な舞台を、倒壊寸前のマンションと水没間際の地下鉄(トラウマ必至)に絞り、水攻め火攻めで交互に描く後半は、特撮の見ごたえもあってスリルに富んでいます。
総理大臣役が似合いすぎる佐分利信、官房長官に佐藤慶、地震学会の会長に大滝秀治、気象庁長官に山崎努という布陣。そんな国に住みたくない(笑)。出てこないと違和感を感じるタンバ先生は不在ですが、前半にひょいっと出てくる三木のり平にほっと安心させられるほどです。
大阪で起きた地震からも日が浅く、現実世界では大地震の発生可能性も高まりつつある今だからこそ、見ておく映画と思います。
★★★。4.0chの音響効果もなかなか良し。
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