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2025年10月13日00:48

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すっかり見直した『ミイラ怪人の呪い』

英国ホラーの名門、ハマー・フィルムの代表作の一つ、『ミイラ怪人の呪い』を国内盤ブルーレイで見ました。

国内盤DVDも持っていますが、画質が良くないせいか、あまり傑作と思ってなかったのですが、ところがどうして。鮮烈なハマー・カラーが高画質でよみがえり、実は物語も面白くて、評価が一変してしまいました。

1967(昭和42)年のイギリス映画で、ビスタ・サイズ。
ハマー・フィルムの作品です。日本では「(20世紀)FOX怪奇シリーズ」の1作として同年に封切られています。

【物語】
1920年、エジプト。
考古学者のウォルデン卿(アンドレ・モレル)率いる調査隊が、古代エジプトの少年王・カーツーベイの墓を発見する。墓の中には、前例のない埋葬のされ方をした王のミイラがあった。やがて、調査隊のメンバーが次々と殺されていく。

…ハマーのミイラ物としては、『ミイラの幽霊』『怪奇ミイラ男』に続く第3弾となりますが、前2作との関連性はありません。

この映画、特定の主人公がいないのに、登場人物のキャラクターがみんな印象的なのが楽しいです。一番頼りがいのありそうなベテラン考古学者=アンドレ・モレルは早々と退散してしまい、ヘルシング教授のような頼れる学者がいないままストーリーが展開。絵に描いたような成金主義の実業家(ジョン・フィリップス)と、その腰ぎんちゃくな部下(ハマーの常連マイケル・リッパー:最高!)、ジョン・リスゴーそっくりの写真家(ティム・バレット)、顔力が強すぎるヒロイン(マギー・キンバリー)、そして怪しすぎる占いオババ。みんなに見せ場があり、飽きさせません。

ミイラ男が人を殺しまくるだけでは映画にならん!と考えた職人監督ジョン・ギリングの演出は出しい(凡庸な監督と思っていて失礼しました)。しかも、その殺し方はバリエーションに富んでいて、2怪の窓からほうり投げる・酸性の溶液をぶっかける・頭をひねり潰すなど、残酷極まりないです。

本作は評価が低く、失敗作とされていますが、1960年代後半のハマー・ホラー…『吸血ゾンビ』『蛇女の脅怖』『フランケンシュタイン死美人の復讐』『凶人ドラキュラ』などと並べても、充分に面白い作品なのでした。★★★★。
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