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2025年05月23日19:43

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予告編よりも100倍過激 『サブスタンス』

主演のデミ・ムーアが高く評価された過激作『サブスタンス』を見て来ました。

「予告編負け」している映画は数多くあれど、予告編よりもはるかに過激な作品でした。
”かわいいが暴走して阿鼻叫喚”のキャッチコピーにも、嘘偽りなし。

アカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞。
カンヌ国際映画祭でも脚本賞を受賞しています。

【物語】
かつて大スターだった大女優のエリザベス・スパークル(デミ・ムーア)も、今はエアロビ番組で加齢をさらす屈辱の日々。あるきっかけで、謎の薬剤”サブスタンス”を手に入れたエリザベスは、自分の若い分身(マーガレット・クアリー)を創り出すことに成功。スーと名乗る分身は、エンタメ業界で大成功を収める。しかしエリザベスとスーの生活のバランスは、徐々に混乱を来たしていき…。

…すべてをさらけ出したデミ・ムーアの体当たり演技が激烈な問題作です。
ロバート・ゼメキスの名作『永遠に美しく…』、古くはビリー・ワイルダー『サンセット大通り』も霞むほどの強烈な映画です。これが女性監督によるものとは驚きです。

本体が分身にのっとられるという題材自体は古典的なのに、そうでないのは、生物学的にものっとられるという気色の悪い設定があるから(褒めてます)。うさん臭さ満点の新薬”サブスタンス”ですが、これ自体が美容業界や若返り業界、若くて美しいものを崇拝する業界への痛烈な批判となってます。

デミ・ムーアはオスカーに値する壮絶演技でした。
特殊メイク後のあの姿も凄いけれど、すっぴんで必死に鏡の前で顔を作る姿に大女優の執念を見ました。これは残酷。美貌のマーガレット・クアリーも霞みます。

デミ・ムーアとは同期に近いであろうデニス・クエイドの俗物プロデューサーぶりもなかなか。

とにかく強烈な1本です。
★★★。
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