鬼太郎の誕生につながるエピソードを新解釈で映画化した『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を見て来ました。
自分の見た劇場では、本日封切りの『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』より客の入りが明らかに良かったです。初日から1か月弱たってのこの入り具合で、口コミで評価が伝わっているようです。
【物語】
昭和三十一年。
血液銀行に勤める水木(声:木内秀信)は、取引先の社長が政財界の大物の一族の跡目を継ぐかもしれないと知り、一族の遺言が発表されるという山奥の屋敷を訪れる。一族の当主は莫大な財産を残して死去していた。
遺言状の開封の結果、当主の長男が跡目に指名されるも、惨殺されてしまう。
そこへもう一人、「妻を探している」という素性の分からない男(声:関俊彦)がふらりとやってきて、水木と意気投合する。男は人間ではなかった。
…鬼太郎の誕生に関するエピソードは、かなり昔に原作で読んでいましたが、それと随分違うと思って見ていたら、ちゃんと原作に繋がったので安心しました。
プロットはほとんど「犬神家の一族」+「八つ墓村」。
そこへ呪われた村の怨念が加わり、実は人知を超えた妖怪の巨大な力が働いていた…というもの。鬼太郎の父の哀しいエピソードと、人間・水木の戦争体験も描かれ、かなり盛りだくさんな内容です。
スプラッターなシーンも多く、TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のイメージで見るとショッキングです。
結局、一番怖いのは妖怪よりも人間というのが皮肉。
強烈な戦争体験をした水木しげるのエッセンスは、しっかりと受け継がれているように感じます。★★★。
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