今日はSF映画特集!とうことで、1本目『スペースバンパイア』を国内盤BDで見ました。
恐らくむかし日曜洋画劇場で見ており、全長版を見たのは初めてです(ほとんど記憶になかった)。
ちなみにこのBD、無修正版ではなくボカシ入りでした。
1985年イギリス=アメリカ、悪名高きキャノン・フィルムの作品。
カラー/シネマスコープ・サイズです。
【物語】
スペースシャトル<チャーチル号>が、ハレー彗星で巨大な宇宙船と遭遇する。宇宙船は無人だったが、異星人のものだった。船内には人間らしき物体が3体あり、乗組員たちはそれを回収するが、間もなくチャーチル号は消息を絶つ。
救援に向かった<コロンビア号>は、チャーチル号の乗組員が焼死しているのを発見。無傷だった3体を地球に持ち帰る。
研究所に運ばれた3体のうちの1体は、女の姿(マチルダ・メイ)をしており、周囲の人間の精気を吸い尽くすと、姿を消す。
…この映画がなければ『スピーシーズ』も『28日後…』もなかったであろう、パイオニア的作品。監督トビー・フーパー、脚本ダン・オバノン、VFXジョン・ダイクストラって、SF/ホラー好きにはたまらない布陣です。
ただむかしTVで見た時よりも、展開がまどろっこしく感じました。
(恐らく、ムダを20分ぐらいカットしたTV放送版の方が面白く感じた)
生き残ったシャトルの乗組員に催眠術をかけて女宇宙人を探す下りとか、考えてみたら無くてもいいような。
研究所から逃げた女宇宙人をすぐに追跡しないのも変。宇宙人はエナジードレインを繰り返し、犠牲者はまた新たな人間の精気を求めるので、あっという間にロンドン大パニックの阿鼻叫喚となってしまいます。
大予算を投じている割には光学合成がショボく感じるのは、製作元のキャノン・フィルムのせいか。手作り感あふれる特殊メイクや特撮は好きです。
しかし何と言ってもこの映画がSF映画史に残ったのは、全裸宇宙人役で頑張ったマチルダ・メイのおかげでしょう。この女優、他の映画で見たことないと思っていたら、『ジャッカル』のバスク人闘士イザベラの人でした。本で調べるまで全然気づきませんでした。
このマチルダ・メイの全裸演技のおかげで、主役の男優2人(アメリカ人とイギリス人の大佐役)は影が薄いです。ピカード艦長前のパトリック・スチュワートが可哀そうな役で登場もしています。
SFが珍しいヘンリー・マンシーニのスコアも迫力たっぷりだし、正体を現した宇宙人の造形もいい。ラスト、宇宙人をロンドンの大聖堂で追い詰め、中世の鉄研で立ち向かうのも良かったです。
★★★。
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