3DCGによる長編アニメ版ゴジラ映画の第2弾、『GODZILLA 決戦機動増殖都市』を見て来ました。
『ロード・オブ・ザ・リング』の第2章を見た時のように、『ハンガー・ゲーム』の2を見た時のように、”良いところで続劇となる”パターンの中間第2作なので、正直なところ評価はしにくい映画です。
しかし”前作のラストからどうなる?”という最大の疑問からは、うまく引き継がれているので、楽しめはしました。
※ご注意。映画の内容に触れる記述があります※
【物語】
前作のラスト、2万年が経過していた地球に降り立ったハルオ・サカキ大尉(声:宮野真守)らは、ゴジラを倒したかのように思えたが、全長300メートルという超巨大なゴジラが出現。隊員たちは散り散りとなる。
何者かに助けられたハルオは、助けてくれたのがヒト型の少女であることに驚愕する。人類が絶滅したと思われていた2万年後の地球に、ヒト型の生命体が生存していたのだった。彼らは”フツワ”と名乗り、コミュニティを形成していた。
やがて仲間の隊員たちと合流したハルオは、さらに衝撃の事実を知る。
かつて、ゴジラ撃退のための最終兵器として開発され、破壊されたメカゴジラの残骸であるナノマシンが、長い年月を経て自己増殖を繰り返し、対ゴジラのための迎撃都市として成長していたのだった。
…1984年版『ゴジラ』の頃に企画され、結局は映画化されることが無かった「ゴジラ対アスカ要塞」。今回の映画は、あの幻のゴジラ映画のプロットから成り立っているようです。
それは、人工知能を備えた巨大要塞”アスカ”が富士山麓に建造され、ゴジラと対決するというもの。ヒト型兵器の登場も予定されていたとのことで、シナリオの現存も確認されています。
もともと今回の長編アニメ3部作は、衝撃作「魔法少女まどか★マギカ」の脚本家である虚淵玄によるところが大きく、それでも1作目ではそれほど全編通した虚淵カラーを感じなかったのが(感じたのはクライマックスのみ)、今回は全力で攻めに転じたのが良かった。
ゴジラ映画に限らず、東宝特撮映画史の中では、ボツとなった企画のエッセンスを何度も取り入れ、再生させてきた実績もあるので、不思議なことではありませんが、過去と現在の才能が融合したようで、嬉しくなりました。
もっとも前述のとおり、第3作へ”続く”で終わるので、1本の映画として評価するのは困難です。
★★★。ラストのあるセリフで鳥肌が立ちます(『キングコング 髑髏島の巨神』のときと同じですが…)。
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