中村義洋監督の新作忍者映画『忍びの国』を見て来ました。
この監督の『ジャージの二人』が大好きで、次いで『ジェネラル・ルージュの凱旋』が好きなのですが、それ以来好きになる作品に出会っていません。
今度の新作映画も、好きにはなれないモヤモヤを感じてしまいました。
【物語】
天正4年。乱世であったが、織田信長の全国統一が目前に迫っていた。
信長の息子・信雄(知念侑季)が、養父で伊勢国司の北畠具教(國村準)を討ったため、隣国の伊賀国は織田家の軍門に下る選択をする。
伊賀で一番の忍びである無門(大野智)は、無理矢理連れてきた女・お国(石原さとみ)と逃亡を図るが、結局は故郷を守る決断をする。一方では、ある陰謀が密かに進行していた。
…忍びが「金で動く」ことを殊の外強調しているので、主人公はもとより、登場人物の誰にも共感できないまま2時間5分が過ぎました(この上映時間も長い…)。
映画は主人公以外にも、巨大すぎる父を持ち思い悩む信雄、主君を殺されても信雄に仕えなければならない日置(伊勢谷友介)にも迫るサービス精神の良さがゆえか、焦点が定まりません。
ジャズとロックを組み合わせたような現代風のスコアは面白く、ユニークな戦闘シーンも楽しめはするのですが…妙に後味の悪いラストで消し飛びます。
★★★。
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