チェコの映画監督カレル・ゼマンの代表作が相次いでブルーレイ化されたので、購入しました。
購入したのは『悪魔の発明』(1958)と『ほら男爵の冒険』(1961)を収録したツインパックです。
実写ともアニメーションとも違う、独特の映像世界。ジュール・ヴェルヌの原作小説を多く映画化しており、これまで断片でしか見たことが無かったので、期待しておりました。
期待以上でした。
2作のうちの1作を見てみました。
●『悪魔の発明』(1958年チェコ)
飛行機械や潜水装置などが格段に進歩した、ある時代。
発明家のトマ・ロック博士がダルチガス伯爵に誘拐される。伯爵は、博士が研究していた新型爆弾「トマ・ロック式電光弾」を狙っていたのだった。
博士とともに誘拐された助手の技師アールは、母国の艦隊に救援を要請するが…。
…過度に進化した科学技術への過信と、大量破壊兵器への恐怖を描いた、今もって通用するテーマを描いた作品です。原作はジュール・ヴェルヌ。
まず、見たことのない映像美に魅了されます。
ヴェルヌの小説の挿絵の銅版画がそのまま動き出すかのような面白さ。美しさ。
スチームパンクなどという言葉も無かった時代の、まさにスチームパンクそのもものの、懐かしさにあふれる機械や装置の数々。ヴェルヌの小説を1ページずつめくっていくような興奮に満ちています。
何億ドルも積んだ最新特撮映画でも足元にも及ばないようなイマジネーションにあふれた、素敵な映画です。★★★★。
もう1作の『ほら男爵の冒険』も楽しみ。
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