連休中には、押井守の監督最新作『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』も見て来ました。
邦画初の4K撮影・ドルビーアトモス仕様の作品ですが、見た劇場は残念ながら通常のシネコンです。
しかし、映画は傑作です。
【物語】
熱光学迷彩を搭載した最新の戦闘ヘリ”グレイゴースト”が何者かに強奪され、レインボーブリッジが攻撃されるという事件が発生。公安の高畑(高島礼子)は、公に事件を捜査できないことを理由に、警視庁警備課車両に二課第二小隊こと”特車二課”の後藤小隊長(筧利夫)に捜査を依頼する。事件の裏には、かつて日本を震撼させた爆破テロを起こした柘植行人のシンパがいることが判明し、第2小隊の隊員たちによって敵のアジトも判明するが、二課の車両基地が急襲され、さらに上層部によりレイバーの使用が凍結されてしまう。
…現在の日本で革命が起き、架空の戦争状態が勃発するという衝撃的な傑作『機動警察パトレイバー2 THE MOVIE 』(1993)の続編であり、実写化されて3代目となった第2小隊の面々による新シリーズの劇場版です。
まず圧倒的なのは、緻密かつ大胆に映像化された戦闘シーンの迫力です。ここ数年の実写邦画は「やっとハリウッドに出せそうなレベル」には達していましたが、競合できるクォリティとまでは言えなかったことに気づかされます。
この映画の革新的な映像は、間違えなく「ハリウッドと競合できる」レベルであると断言できます。
物語としては、あの伝説的な『THE MOVIE 2』を追体験するものではありますが(レイバーがそれほど活躍しないのも相似)、大義なき戦争が蔓延している昨今、「この日本でもし内戦が起きたらどうなるのか」をリアルに実写でシミュレーションして見せたのは衝撃的でした。
前章までの実写版を見ていなくとも、大きな問題はないと思われます。
生ぬるく腐りつつある邦画界に風穴を空ける、押井守の新たな傑作です。★★★★。
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