もう1本のコロムビア映画は、1980年作・公開の『ジャグラー/ニューヨーク25時』です。
日本ではVHSが出たっきりで、見る機会のなかった作品。今回は4K修復版での上映です。
1980年のアメリカ・コロムビア映画。ビスタ・サイズです。
【物語】
ニューヨーク。元刑事で、いまはトラック運転手をしているジョン(ジェームズ・ブローリン)は、15歳になる娘のキャシー(アビー・ブルーストーン)を学校へ送った直後、娘が何者かに誘拐されるのを目撃する。すぐに追跡するジョンだったが、警察の汚職を告発して辞めた過去があるジョンは警察との折り合いが悪く、警察は爆弾予告事件の対応で忙しい。乏しい手がかりを必死で追うジョンは、誘拐犯に迫る。
…監督のロバート・バトラーはあまり聞かない人ですが、『乱気流/タービュランス』(1997)が面白かった人。この映画も面白かった。
1979〜1980年のニューヨークの治安の悪さはひどいレベルで、それが活写される中、誘拐される娘の健気さと主人公のひたむきな姿勢が輝いて見えます。
107分間、疾走している映画でもあります。
主人公も誘拐犯もとにかく走る走る!どちらも必死で、そのエネルギーが熱気に代わり、フィルムに焼き付いている感がとても良い。デジタル撮影などない時代の、人間がつくった映画という感じが心地よいです。
主人公の元刑事役のジェームズ・ブローリンは、たしかこのあと007=4代目ジェームズ・ボンドのオーディションを受けることになるはず(結局はロジャー・ムーアが続投)。長身のジェームズ・ブローリンが疾走するだけで絵になります。
アメリカ人はホットドッグが好きというのも改めて実感。
ホッドッグに始まり、ホットドッグに終わる。そんな些細な描写も素敵でした。
★★★★。よい映画を4K修復してくれたものです。
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