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2025年07月26日19:52

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『吸血原子蜘蛛』

B級SF映画を数多く手がけたバート・I・ゴードン監督の代表作、『吸血原子蜘蛛』(1958)
をDVDで見ました。

1958(昭和35)年、アメリカ映画です。白黒ですが、DVDはカラー版です。

【物語】
アメリカの田舎町。買い物に行った父が帰ってこないことを不審に思った女子高生のキャロル(ジューン・キニー)は、友人のマイク(ジーン・パールソン)とともに父を探している途中、洞窟の中で巨大なクモを発見する。やがて巨大グモは街に現れ、人々はパニックに陥る。

…『世界終末の序曲』では巨大イナゴを、『戦慄!プルトニウム人間』では巨大男を題材にしているMr.BIGことバート・I・ゴードン監督の巨大グモ映画です。

50年代の巨大生物SFは、たいてい放射能で巨大化…というのがセオリーですが、この映画ではなぜクモが巨大化したかには一切触れず、「観客が見たいのは街を破壊する巨大クモなのだから理由なんてどうでもいいのだ!」という監督の意気込みが分かりやすく伝わってくるのが良いです。

おそらくAIで無理矢理カラー化したと思われる映像は、色ムラが激しくてお世辞にも高画質とは言えませんが、そのおかげで特撮の拙さが絶妙に胡麻化され、なかなか迫力ある映像なのが不思議。巨大グモは、実写のクモを光学合成した単純な作りで、それでも角度や見せ方にこだわって撮っているのが分かり、飽きさせません。

巨大クモを倒すのが専門家や科学者や軍人などでなく、町の人々と高校の先生のアイデアというのシンプルなのも面白い。

★★★。
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