スティーブン・ソダーバーグ監督が撮ったホラーという、珍しい映画『プレゼンス 存在』を見て来ました。全編、幽霊からの目線で描かれた作品です。
【物語】
”それ”は気が付いたらその家にいた。”それ”は、自分がなぜその家にいるか、なんのためにいるかも分からない様子であった。家には、4人家族のペイン一家が引っ越してきた。長女のクロエ(カリーナ・リャン)は、どことなく”それ”の存在に気がついているようだった。クロエには、2人の友人を相次いで亡くした辛い過去があった。やがて”それ”は、家族みんながその存在に気が付くようになる。
…映画のジャンルというものは、作り手や配給会社がカテゴライズすることが多いと思うのですが、この映画を「ホラー」という枠に入れるにはかなり抵抗があります。なぜかというと、まるで怖くないから。まあ、良くてスリラーといったところでしょう。
映画のカメラ=幽霊の目線というアイデアは面白いです。
しかしデビッド・コープの生真面目な脚本はアイデアを活かしていたとは言えず、ソダーバーグ監督のこれまた生真面目な演出も、観客を怖がらせようという気はまったくないようです。
結局、いちばん怖いのは人間!と言ったところで誰も納得しないのだよ。
オーケストラの壮大な劇伴がむなしく響く映画でした。
84分という短い上映時間は救い。
★★★。
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