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2024年12月30日17:26

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戦争の虚しさ、というよりも 『ひまわり』

「午前十時の映画祭」で、ビットリオ・デ・シーカ監督の名作『ひまわり』を見て来ました。何度も見ている映画ですが、スクリーンでは未見です。

1970(昭和45)年日本公開。
イタリア=フランス=ソ連=アメリカの合作映画です。
4Kマスターではないビスタ・サイズの作品。

【物語】
第二次大戦中のイタリア。
ナポリ出身のジョバンナ(ソフィア・ローレン)は、アフリカ前線行きを控えた兵士のアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)と出会い、恋に落ちてすぐ結婚する。前線行きに嫌気が差し、病人を装ったアントニオは、仮病がばれてしまい、懲罰としてロシア前線に送られてしまう。
終戦後、アントニオの消息が掴めないことに業を煮やしたジョバンナは、ロシア行きを決意する。

…陽気な作品のイメージが強いデ・シーカ&ソフィア・ローレン&マストロヤンニのトリオ作品の中では最もシリアスなメロドラマ。ヘンリー・マンシーニのテーマ曲の物哀しさが印象的です。

今あらためて見ると、戦争の虚しさや、強情なナポリ女のローレンよりも、マストロヤンニと現地で結婚してしまうロシア娘=リュドミラ・サベーリエワが良くて、「わたしのことをもう愛してないの?」と涙目で迫るシーンが胸を打ちました。映画の感想や印象というものは、見る者の世代とともに変わるものでもあることを実感。

それでも、語り継がれる名作の重みは不変であります。
★★★。

ロバート・アルトマンの名作『プレタポルテ』の冒頭が、ローレンのためにお土産を買うマストロヤンニで始まるのは、大いなる名作へのリスペクトからでした。
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