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2024年12月07日00:55

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津軽が舞台のほのぼの人情劇『石中先生行状記』

成瀬巳喜男監督の映画『石中先生行状記』をDVDで購入。見ました。

もともとドタバタ喜劇などを撮っていた成瀬巳喜男らしく、後年の『浮雲』のような重厚な感じは皆無。ほのぼのと暖かみのあるコメディです。

1950(昭和)25年、新東宝の作品。
DVDは東宝から出ています。

【物語】いずれも青森は津軽(弘前)でのお話。
�‖莪賚叩Ы�戦間際に埋めたガソリン460缶を掘り出し、一山当てようと、小説家の石中先生(宮田重雄)のもとに相談に来る人びとの物語。

…手塚治虫の「ブラックジャック」にも、終戦末期に隠匿したガソリンの話がありました。そういう事があった時代だったのでしょうか。ぜんぜん関係ないのに「田舎には珍しい名士だから」という理由で市井の人びとが先生に相談に来るのが可笑しい。

��第二話:街にやってきたストリップ興行(ハダカ芝居)を見に行った親父2人が、それぞれの息子・娘がケンカしたことで親どうしも喧嘩になってしまう。相談を持ち掛けられた先生の采配は…。

…親のケンカを子が代理するという設定が楽しい。子のひとりに若き日の池部良が扮しておりました。

�B荵囲叩�病気の姉を見舞いに行った帰り道、干し草を積んだ馬車の上で眠ってしまった娘。気づくと見知らぬ村にいた娘は、気づかずに馬車を引いていた農夫(三船敏郎)に惚れてしまう。

…緊張のあまり若い女性と会話ができない農夫を演じる三船敏郎が最高!娘にあった直後、あわてて無精ひげを剃り、髪を7:3にガッチリ分けてポマードで固めて出てくる姿が、のちの黒澤明の作品群に出てくる男性像とはまったく違うので新鮮でした。

戦後わずか5年後に作られた映画ながら、牧歌的で大らかに暮らす津軽の人びとの姿が何とも愛らしい良作でした。★★★。

なお、中川信夫監督(!)による続編(1954年)もあるようですが、こちらは鑑賞困難になっている模様です。見てみたい。
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