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2024年11月03日23:20

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映画史上最も強烈なクリーチャー!『蛇女の脅怖』

最高画質で見たいがために、DVDではなくブルーレイの入手を待っていた映画『蛇女の脅怖』を、やっとのことで見ることができて感動です。

何と言っても、蛇女の造形の気持ち悪さは天下一品(ほめ言葉)。
小学生ぐらいのときに、古い怪奇映画を紹介する本に日本公開版のポスターが出ており、トラウマ級の衝撃を受けたのは良い思い出です。

1966(昭和41)年、イギリス映画。ハマー・フィルムの作品です。
20世紀FOXが世界配給しました。

【物語】
19世紀のイギリス。コーンウォール地方の田舎に住む兄が怪死し、兄の家を相続した軍人ハリー(トム・バレット)は、その家に住むために妻とともに村へやってくる。排他的な村人が多い中、酒場の主人(マイケル・リッパー)だけは優しく接してくれたものの、「できれば早く村から出て行った方がいい」と勧められる。村では、皮膚が真っ黒に爛れて死ぬという”黒死病”が流行していた。
家の隣には大きな屋敷があり、神学者のフランクリン博士(ノエル・ウィルマン)とその娘アンナ(ジャクリーン・ピアース)が住んでいたが、2人はアンナの様子が普通ではないことに気づく。

…ハマーの作品群に登場するクリーチャーは、どれも哀しい過去と事情を背負っていますが、この蛇女というのは、神学者の博士がマレー半島の民族を調査していた時に原住民から受けた呪いが元凶という設定。呪縛から逃れられなくなった親子の哀しみが、ちゃんと出ています。凡庸なジョン・ギリング監督作にしては、ドラマが良く出来ていました。

ヘルシング教授のようなヒーローは登場せず、酒場の親父(もと船乗りで怪異に詳しいと)と、アジア駐屯の経験のある主人公の軍人の叡智だけで立ち向かうという展開もスリリングです。

そして、あの蛇女の造形!劇中では脱皮までしてしまう気色の悪さ!でも元はエキゾチックな人間の美女というのが泣かせます。特殊メイクで目が覆われてしまい、前が見えずに演技したという、(違う意味で)泣かせるエピソードもあります。

製作費を節約するために、ほぼ同時期に製作された『吸血ゾンビ』と同じロケ地・役者・衣装で撮影したという面白エピソードが見られるメイキング・ドキュメンタリーも面白かった(ハマー好きで知られる俳優のマーク・ゲイティスが登場!)。

ブルーレイの画質にはムラがあるものの、はっと息を呑むほど鮮明なカットもあり、新鮮でした。ブルーレイが出るまで待っていて良かった。

★★★★。
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