『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督の新作映画『まる』を見て来ました。
期待通りのヘンテコ映画で満足です。
【物語】
売れない画家で、有名アーティストのアシスタントをしている沢田(堂本剛)は、ケガがもとでアシスタント業をクビになる。そんな中、コンビニバイトで生計を立てる沢田が、なんとなく描いた「○(まる)」の絵が高額で買い取られ、あっという間に大ブレイク。時代の寵児となった沢田は、ただただ戸惑う。
…ほとんど笑わず、ひたすら困惑する男を演じた堂本剛が絶妙。アパートのうるさい隣人役の綾野剛と奇妙な連帯感を作っていくのが面白いです。一方で、アートをエンタメとして金もうけの道具として見る画廊のオーナー小林聡美、謎のブローカー早乙女太一との対比も、皮肉に満ちていて良かったです。
現代アートにはまったく興味関心がありませんが、どうみてもただの「○」にしか見えない絵がどんどん日常に浸透していく怖さもあり、可笑しさもあって、シュールな荻上直子ワールドの展開が楽しい映画でした。
こういう映画、好きです。★★★。
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