ずっと見たかったオムニバス・ホラー映画の傑作『テラー博士の恐怖』を、ブルーレイで見ることができました。
ハピネットのありがたい企画「ホラー・マニアックス」シリーズの第14期のラインナップに入り、めでたく国内初ディスク化されたものです(しかも4Kリマスター版)。このシリーズは、豪華な映像特典やブックレットにも定評があり、リリース後に値段が跳ね上がるタイトルも少なくありません。
1965(昭和40)年のイギリス映画。パラマウント映画です。
当時、マカロニ・ウエスタンなどに多かったワイドスクリーン方式「テクニスコープ」の粗い画面も美麗に蘇りました。
【物語】
夜の列車に乗り合わせた5人の男たち。そこへ、シュレック博士(ピーター・カッシング)と名乗る怪人物が加わり、乗客たち1人ずつにタロットカードの占いを勧める。彼らの未来には、ある共通点があり…。
…製作は、ハマー・フィルムと並ぶ英国ホラーの名門アミカス・プロ。監督は、撮影監督としても知られるフレディ・フランシスです。
第1話は、狼人間と遭遇してしまう建築家のお話。
第2話は、知能を持った植物に家が包囲されてしまう家族の物語。
007シリーズの初代M、バーナード・リーが神妙な面持ちの植物学者を演じています。
第3話は、ブードゥーの神聖な儀式音楽をジャズに改変したせいで呪われるミュージシャンのお話。
第4話は、イヤミな美術評論家(クリストファー・リー!)が自分をバカにした画家(マイケル・ガフ!)の”手”に追い回される恐怖談。
第5話は、吸血鬼と結婚してしまった田舎医師(ドナルド・サザーランド!)の悲喜劇。
こう書いても分かるように役者が豪華。
ピーター・カッシングとクリストファー・リーが並んで座っているだけでも感動モノです。いつもとは異なり、リーが一般人で、カッシングが(文字通り)メフィストフェレス的な怪人物の役なのも楽しいです。
プロデューサーのミルトン・サボツキー自ら書いた脚本は、お世辞にもうまいとは言い難いのですが、ヒネリの効いたオチは楽しいし、何よりもホラー好きなら感涙モノの役者陣が最高です。
★★★★。
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