スタジオ・ポノックの長編アニメーション第2作、『屋根裏のラジャー』を見て来ました。
今回も、スタジオジブリから派生したベテランが集まって作られています(庵野秀明監督が協力に名を連ねていました)。
【物語】
小学生の少女・アマンダ(声:鈴木奈央)には、空想上の友達”ラジャー(声:寺田心)”がいた。2人はいつも一緒だったが、あるときミスター・バンディング(声:イッセー尾形)と名乗る不審な男に襲われ、アマンダは事故に遭ってしまう。
アマンダと離れてしまったラジャーは、不思議なネコに導かれ、空想上の生きもの=イマジナリたちが集まる図書館へやって来る。
…人間(主に子ども)が作り出した、想像上の友達=イマジナリの目線で描かれたファンタジーです。彼らの”仕事”や、待ち受ける残酷な宿命を、目を背けることなく描いています。
自分の想像主以外の人間には干渉できないとか、現実世界の扉は開けられないとか、設定がちゃんと生かされていて最後まで面白いです(この設定は原作によるものかもしれませんが)。
イッセー尾形演じる男(イマジナリを食べる男)が秀逸で、声をキャラクターが不気味なほどシンクロしています。この男が連れている謎の少女も不気味でなかなか良いです。
楽しく歌って笑える映画ではない、鋭さがあって後を引く良さのある映画です。
★★★。
ログインしてコメントを確認・投稿する