「高野豆腐店」はこうやどうふてん、ではなく、たかのとうふてんと読みます。
藤竜也が頑固な豆腐屋のオヤジを演じる映画『高野豆腐店の春』を見て来ました。
【物語】
広島県、尾道。小さな豆腐屋を営む主人(藤竜也)と娘(麻生久美子)の親子がいた。
出戻りの娘はよく店を手伝い、近所の人びとから縁談を持ちかけられる。
頑固な主人はそんな娘を気遣いつつ、病院で知り合った婦人(中野久美)と懇意になっていく。
…きのう見た『バカ塗りの娘』も父と娘の物語でしたが、偶然にもこちらも父と娘のお話でした。伝統の豆腐造りを守る父と、豆腐を積極的に売り出したい娘との静かなやり取りを描いています。
タイトルに「春」とある通り、親子それぞれに訪れる「春」が交錯する構造。
尾道に暮らす人びとの日常も交えて、ゆったりと時間が流れます。
セリフがずいぶん気恥ずかしいのが難点で、どうも昭和のTVドラマのような感覚ですが、まあ何とか見ていられます。
ただせっかく豆腐の映画なのに、豆腐が映るシーンが少なく、そこに不満が。
おいしい豆腐料理を四季とともに切り取る、みたいなシーンが欲しかったです。
★★★。
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