韓国映画『オマージュ』をミニシアターで見て来ました。
【物語】
新作映画の興行がうまくいかず、スランプに陥った女性映画監督のジワン(イ・ジョンウン)。
夫や息子との関係にも悩むジワンのもとに、古い映画フイルムの修復という仕事が舞い込む。
1960年頃に製作されたという映画「女判事」は、当時としては珍しい女性監督によるもので、遺された台本や関係者の証言を集め、ジワンはフイルムの修復を始める。
やがて、フイルムには欠落した箇所があることに気づく。
…失われた映画フイルムを修復することが、自身の映画人としての活動ともリンクしていく構成が素晴らしい映画でした。派手な効果も音楽もなく、役者の芝居で映画というものを再構築して見せる、メタ的な作品です。
関係者の証言をたどり、意外な場所でついにフイルムを発見し、当時の編集者とともに復元するシーンは感動的です。
主人公の女性監督役は、『パラサイト』で家政婦だった人。
映画の仕事にも私生活にも問題を抱え、悩みながらも、映画のもたらすわずかな光明に再び情熱を燃やす姿が良かったです。
★★★★。
劇中に登場する映画「女判事」は実在する古い映画のフッテージを利用したものなのか、妙な生々しさがあり、作り物と思えないほどでした。
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