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2023年03月04日00:04

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対照的な家族愛の描き方 『フェイブルマンズ』

スティーブン・スピルバーグが自身の少年時代をもとに映画化した監督作『フェイブルマンズ』を見て来ました。アカデミー賞では、こちらも有力候補の1作です。

先述の『エブエブ』同様、家族を描いた作品ですが、同じ家族でもこうも見せ方が違うのが、映画の面白いところです。

【物語】
1950年代のアメリカ。
ユダヤ系の家庭に生まれた少年サミー(ガブリエル・ラベル)。ある日、父(ポール・ダノ)と母(ミシェル・ウィリアムズ)と見に行った映画『地上最大のショウ』に衝撃を受けたサミーは、映画に強い関心を持つようになり、やがて8ミリカメラで自主映画を撮り始める。
やがて高校生へと成長したサミーの家庭は、大きな変化を迎えることとなる。

…スピルバーグらしい家族愛へ焦点を当てており、その分映画への愛がやや薄く感じてしまいますが、ウェルメイドな家族のドラマです。自己主張せず、静かに音を添えるジョン・ウィリアムズのスコアも優しく記憶に残ります。

主役の少年を演じるガブリエル・ラベルには、スピルバーグの若き日が投影されているのでしょう。最初はあまり似ているように見えなくても、だんだんちゃんと似てきます。

エキセントリックな母=ミシェル・ウィリアムズとは対照的だった、物静かで学者肌な父を演じるポール・ダノが良かった。映画の後半で息子を認めるシーンには胸が熱くなりました。

そしてデビッド・リンチのまさかの出演!スピルバーグの映画愛は、ここに凝縮されています。★★★。
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