Amazon Prime Videoには、たまにとんでもない映画が紛れ込んでます。
何気なくラインナップを見ていたら、長年見たかった珍品ホラー映画『怪談生娘吸血魔』を発見。あわてて見ました(以前に国内盤DVDも出ていたタイトルです)。
1960年のイタリア映画。白黒、ビスタサイズです。
【物語】
放射線治療の権威レヴィン博士は、ヤケドの画期的な治療法を発見する。
愛人であり、助手でもあるモニークの勧めもあって、人体実験を試みることにした博士は、自動車事故で顔に大ヤケドを負った美女を実験に誘う。
治療の結果、見事にヤケドは治るが、時間が経つと皮膚にケロイドが現れてしまう。完治するには生きた人間の乳腺が必要と分かり、殺人を繰り返す博士に、警察の捜査の手が迫る。
…とんでもない邦題がついたのは、日本での配給を大蔵映画が手掛けたため。
配給した代表作『怪談呪いの霊魂』『姦婦の生き埋葬』と並ぶ、素晴らしい邦題です(笑)。英語版の原題は”アトミックエイジ・ヴァンパイア”なので、そちらの方が映画の内容には近いです。
もちろん、怪談でもなければ生娘も出てこないし、吸血魔も登場しません。
「ジキルとハイド」に近いお話で、放射線治療を自分で試した狂気の博士が醜く変身する特撮が見どころ。珍しく、ストップモーション・アニメが使われています。
それ以外は素人に毛の生えたような演出で、まどろっこしいと言ったらないです。
主人公の博士は「原爆投下後の広島で放射能障害の研究をしていた」という設定で、原爆症を揶揄するセリフもあります。配信とはいえ、よく日本でリリースされたものです。
★★。画質がVHS程度なのも雰囲気があって逆に良かったかも。
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