楽しく見てきた映画『国際秘密警察』シリーズ最終作、『国際秘密警察 絶体絶命』をDVDで見ました。
今までのシリーズとは異なり、都筑道夫のTV用原作をもとに脚本化。
そのため、「なめくじに聞いてみろ」風の奇想天外な暗殺道具も多数登場。シリーズで最もフラップスティックなコメディ仕立ての仕上がりとなっています。
1967(昭和42)年、東宝=宝塚映画作品。シネマスコープ・サイズです。
【物語】
某国の首相暗殺計画を調査していた国際秘密警察員が、香港で殺された。
同じく国際秘密警察員の北見次郎(三橋達也)は、本部から派遣されたジョン(ニック・アダムス/声:矢島正明)とコンビを組み、来日した首相を警護するが…。
…東宝特撮映画でお馴染みのアメリカ人俳優、ニック・アダムスと三橋達也の共演というのが新機軸。親日家だったニック・アダムスとの掛け合いも楽しい1作です(しかしこの映画の翌年に若すぎる死を迎えることに…)。
いつもの水野久美に加え、大映『殺しの烙印』が強烈だった真理アンヌが敵の殺し屋役で好演。これまたお馴染みの佐藤允が片腕の殺し屋を怪演しています。
小津安二郎の映画に良く出ていた北竜二が、国際秘密警察極東支部長という役で登場。小津映画との対照的なのが面白い。
ほか、横山やすし・西川きよしがチラッとだけ出ています。
クライマックス、ディスニーランドっぽいテーマパークが舞台となるので驚いたところ、1960年代に奈良にオープンしていたテーマパーク”ドリームランド”とのこと。奈良にそんな行楽地があったことを知りませんでした。
楽しく見てきた和製007=「国際秘密警察」シリーズもこれで終わり。
当時のスパイ映画ブームは本家『007は二度死ぬ』の公開を迎え、徐々に収束していくことになります。
三橋達也の”北見次郎”シリーズ。楽しませてもらいました。
もう一つの東宝スパイ・アクション『百発百中』シリーズと合わせて、コレクションがぐっと広がった感じです。
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