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2022年03月06日17:40

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NHKでは放送できない映画 『ゴヤの名画と優しい泥棒』

ロジャー・ミッシェル監督の遺作となった実録ドラマ『ゴヤの名画と優しい泥棒』を見て来ました。

95分という小さなイギリス映画。
主演2人の名優の手堅い演技もあり、ユーモアあふれる小品でした。

【物語】
1961年のイギリス。
ゴヤの名画”ウェリントン公爵”が、ナショナル・ギャラリーから盗まれた。
しかし間もなく、ケンプトン・バトン(ジム・ブロードベント)という初老の男が絵を持って自首に現れ、世間は騒然となる。
果たして男の目的とは…。

…1961年の英国でウェリントン公爵といえば、ボンド映画好きなら『007は殺しの番号』を思い出すはず。ドクター・ノオのアジトに飾ってあったのを、ジェームズ・ボンドが気づくシーンがあるのですね(この場面は劇中劇としても登場)。

それはフィクションですが、こちらは実話が基になっています。
実際のケンプトン・バトンの孫が映画のプロデューサーとしても名を連ねており、映画化への意欲が伺えます。

年金で暮らす男とその妻を、ジム・ブロードベントとヘレン・ミレンが演じています。
ベテラン2人の掛け合いも楽しく、物語の背景にある哀しい過去も、2人のコミカルな演技によって悲壮感が抑えられており、大人の映画に仕上がっておりました。

★★★。良作です。
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