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2021年05月03日20:39

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若尾文子映画祭 4本立て(2)

今日も地元劇場で若尾文子映画祭4本立て(正確には4本ハシゴ)です。

●『珠はくだけず』(1955(昭和30)年大映 カラー・スタンダード)田中重雄監督
2人の青年に想いを寄せられる社長令嬢(若尾)をめぐる、恋の物語。
若尾文子は柔道をたしなむという役柄で、柔道着姿が見られる貴重な作品。ただし映画は凡作。★★★

●『妻は告白する』(1961(昭和36)年大映 白黒・シネスコ)増村保造監督
登山中の滑落事故で、夫(小沢栄太郎)を故意に殺害した罪で起訴された妻(若尾)。果たして事件だったか、事故だったか…という法廷劇です。
不幸な妻役の若尾文子が熱烈に愛する男が童顔の川口浩で何となく役不足。しかし夫役の小沢栄太郎の憎たらしさが最高!登場人物全員が不幸になるバッドエンドはむしろ爽快。
★★★

●『しとやかな獣』(1962(昭和37)年大映 カラー・シネスコ)川島雄三監督
団地で優雅に暮らす元軍人の父(伊藤雄之助)と母(山岡久乃)、その指南を受けつつ詐欺をしている子供たち。家族が暮らす団地には、次々と強欲な関係者が訪れるが、物語は意外な結末へ…。
ほぼ団地の1室だけで繰り広げられるブラック・コメディの怪作!『パラサイト』の原典ここにあり。若尾文子は一見真面目そうな会社の経理係だが、実は…というのがミソ。
家族を巧みに操る父親役の伊藤雄之助が絶品!★★★★

●『明日は日曜日』(1952(昭和27)年大映 白黒スタンダード)佐伯幸三監督
恋人(菅原謙二)とケンカをしてしまった社内恋愛中のヒロイン(若尾)と、妻に愛想をつかれてしまった課長(森繫久彌)の、2組の社内カップルによる恋愛劇。出来は平凡ですが、『社長シリーズ』前の森繁久彌の芸達者ぶりと、清楚なOLを演じた若尾文子の爽やかさは見どころです。★★★

…昨日と今日で8本見た中では、『銀座っ子物語』と『しとやかな獣』が抜群の面白さでした。『銀座っ子』はもう一度、うちのホームシアターで見てみたい。
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