ずっと見たかったジョン・ヒューストン監督のスリラー『秘密殺人計画書』が国内盤BDで出たので買って見ました。
この映画、主人公役はジョージ・C・スコットですが、ほかに5大スターが特殊メイクで出演(トニー・カーティス、フランク・シナトラ、ロバート・ミッチャム、バート・ランカスター、カーク・ダグラス)。事件の真犯人がこの中にいる、というのが公開当時の売りだったようです。
1963(昭和38)年、アメリカ。白黒のユニヴァーサル映画です。
【物語】
もとMI5のアンソニー(ジョージ・C・スコット)は、知り合いで作家のエイドリアンからあるリストの調査を頼まれる。リストの人物は、みんな数年以内に不審な事故死を遂げていた。やがて、エイドリアンの乗った飛行機が何者かによって爆破されてしまう。
…ジョン・ヒューストンは巨匠ですが、たまにヘンな映画がある監督です(それも魅力ではある)。『クレムリン・レター/密書』とか『マッキントッシュの男』とか。この映画もそのヘンテコ部類に入ります。
ミステリアスな導入部から中盤までは、スパイ・スリラー仕立てで悪くないのですが、英国伝統のキツネ狩りのシーンが出てくると怪しい方向に…。狩猟好きのジョン・ヒューストン、これが撮りたかっただけなのでは?と思いたくなります(本人もちゃっかり出演してるし)。
特殊メイクでがんばった豪華スターも、真犯人を除いて物語とは関係なく、ただ出てるだけ。当人たちは楽しそうなので、見ているこっちも楽しくなりますが(笑)。
初期ジェリー・ゴールドスミスのスコアが重厚なエスピオナージ風なので、なおさらチグハグでした。でも、嫌いじゃないです。
★★★。
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