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2020年05月15日23:03

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イオン・プロの非ボンド映画 『リズム・セクション』

007シリーズを手掛けているイオン・プロが、ジェームズ・ボンド以外の映画を作ることは大変珍しいことです(50年以上前に『腰抜けアフリカ博士』を作っていたりします)。

そのイオン・プロが今年製作したものの、全米興収で惨敗してしまったアクション映画『リズム・セクション』をAmazon Primeで見ました。米英で興行的に失敗した上にコロナ騒動があり、日本では配信のみの公開となっています。

ところがこの映画、劇場で見られないのが惜しい佳作でした。

007シリーズでお馴染みのマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリが製作しています。

2019年アメリカ=イギリス、パラマウント映画。
カラー/シネマスコープです。

【物語】
女子大生だったステファニー(ブレイク・ライブリー)は、飛行機事故で家族全員を失って自暴自棄となり、売春やドラッグに手を染めていた。ところがある日、事故を調査していたジャーナリストから、事故ではなく爆弾テロであったことを知らされ、ステファニーの復讐心に火がつく。元MI-6スパイのイアン(ジュード・ロウ)に諜報の訓練を受けたステファニーは、テロに関わった人物を次々と暗殺していく。

…映画が不入りだった理由は、主役のブレイク・ライブリーが地味すぎることか、ジュード・ロウが助演にも関わらずほとんど活躍しないためか、恐らくその両方かもしれません。しかしボンド映画で培われてきた世界ロケ(ニューヨーク、ロンドン、タンジール、マルセイユと目まぐるしい)は悪くないし、VFX兼第二班監督にクリス・コーボールドも付いているので、アクションにもキレがあります。

ボンド映画や『ジェイソン・ボーン』シリーズのような派手なスパイ・アクションとは違いますし、家族を失った女の復讐劇というのも新しくはないですが、諜報戦に対してまったくの素人だったヒロインがたくましく成長していく物語として充分に楽しめます。

音楽にちょっとだけハンス・ジマーが関わっているらしく、ジマー節を探しながら見るのもいいと思います(この映画が縁で『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の助っ人にも抜擢か?)。

★★★★。配信ではちょっと勿体ない。スクリーンで見たかった。
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