『黄色いロールス・ロイス』と恐らく同じタイミングでDVDを買っていた映画『チップス先生さようなら』を見ました。
同名の映画が戦前にもありますが、今回見たのは1969年版のMGM映画です。
カラー/シネマスコープ・サイズ。公開当時、70ミリでの上映もされています。
【物語】
英国の名門パブリック・スクールの厳格な古典教師、チッピング先生(ピーター・オトゥール)は、休暇で出かけたイタリアでミュージカル女優のキャサリン(ペトラ・クラーク)と出会う。陽気な性格のキャサリンに魅せられ、先生は彼女と結婚する。やがて、固かった先生の性格は柔らかくなり、生徒からも慕われるようになっていくが…。
…監督はハーバート・ロス。これがデビュー作だそうです(個人的ベストは『シャーロック・ホームズの素敵な挑戦』)。脚本が、たまたま先ほど見た『黄色いロールス・ロイス』と同じ人でした。
美術監督に007シリーズの常連ケン・アダム。音楽に(まだ当時は若かった)ジョン・ウィリアムズという布陣です。
一応ミュージカル映画なので、レスリー・ブリッカスが作曲を担当。しかし聴いたところ自分に馴染みのある曲は無かったです。
60年代の大作ミュージカル映画の多くがそうであったように、この映画も70ミリで上映されている様ですが(日本ではシネラマでの上映館もあった)、大画面に向いている題材ではないので、ただただ大きいだけで効果があったかどうかは疑問です。
無冠の帝王ピーター・オトゥールが、主人公の先生役の青年期から老年期までを好演しています。『アラビアのロレンス』『マーフィーの戦い』と並ぶ、ピーター・オトゥールの名演でした(あ…『将軍たちの夜』もあった…)。
★★★。150分超の大作でした。
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